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カブスのデレク・リーとパドレスのクリス・ヤングが死球を巡り殴り合う

  • 2007/06/18(月) 10:12:16

ケンカと花火は江戸の華、いやいやそれはメジャーでも、という話である。

インターリーグ期間中ながら、14チームのア・リーグに対して2チーム多いナ・リーグでは、必ず1試合同リーグ同士の対戦が組まれることになる。本来は地味な存在であるはずのこのカードで、大きな花火、・・・じゃなかった派手な乱闘が繰り広げられたのだ。
この一戦には伏線が引かれていた。それは6月15日にリグレー・フィールドで行われた対パドレス戦で、カブスのアルフォンソ・ソリアーノが本塁打を放った際、手応え十分だった為なのか、自分の放った打球の行方を惚れ惚れしながら眺めている、というような仕種を見せた。これにパドレスの大ワル親父デヴィッド・ウェルズとエースのジェイク・ピーヴィが「投手を愚弄する行為だ」と非難するコメントを出していたのだ。
明けて翌日の16日、同じカードが同じ場所で行われたのだが、3回までは特に何事もなく試合は信仰していく。ところが4回裏、この回の先頭打者として打席に入ったカブスのデレク・リーに対して、パドレス先発のクリス・ヤングが左肩へボールをぶつけたのだ。この後、リーがヤングにメンタンを切って両者が三塁線方向に歩み寄る。そして言い合いが始まると、リーがいきなりヤングの顔面に向けて右ストレートを放ったのだ。
battle.jpg

これをボクシングばりの見事なスウェイでかわしたヤングは、カウンターで右ストレートをリーに繰り出し、これを合図に両軍の選手が一斉にベンチから飛び出して乱闘が開始されたのである。
結局、リーとヤングの当事者2人、そしてピーヴィとカブスのペリー打撃コーチが退場処分になったのだが、名門プリンストン大学出身のインテリで、温厚な性格で知られるヤングと、昨年10月に3歳になる愛娘が突然片目を失明してしまう奇病(LCAという)であることを告白し、涙ながらにその病気への理解を訴えて全米によき父親だというイメージが浸透していたリーが、殴り合いを演じたというあたりに、両者が抱いていた怒りの強さが見るものにも伝わってきたわけである。
試合後リーは「頭を狙われるのは好きじゃないな。その上、アイツはオレの気に入らない言葉を言ったんだ」と話せば、ヤングは「オレはあの時”頭なんて狙ってない”と言ったんだ。狙う理由なんてなかったんだから」と語り、故意だったのかどうかの真相は不明のまま、2人はメジャー機構からのお咎めを待つ身になっている。

さて、カブスで武闘派と言えば、何と言ってもカルロス・ザンブラーノである。この男、6月1日にリグレー・フィールドで行われた対ブレーブス戦に先発した際、あろうことか女房役のマイケル・バレット捕手を試合中に殴ってしまったのだ。
その発端は5回表の守備の時に起きている。この回2点を失ったカブスは、1-4と3点のリードを許す苦しい展開になったのだが、続く2死1・2塁の場面でバレットがザンブラーノの投球をエラーした上、走者が三塁へ向かったのを見て投げた球も悪く、結局1人相撲で更に1点を献上してしまったのだ。3アウトをとってベンチに戻ってきたザンブラーノは、やらなくてもいい得点を与えたバレットをいきなり怒鳴りつけ、これにバレットが反論すると、なんとザンブラーノはバレットの顔面に1-2パンチを見舞ったのである。それを見たチームメイトが2人の間に割って入ったが、殴られだだけで終わるのは納得できないと、バレットもザンブラーノを追いかけて殴り始め、両者は試合中にも関わらず完全に戦闘態勢へと突入し、もはや収拾のつかない事態を引き起こしてしまったのだ。もちろん、ザンブラーノにはこの回での降板が告げられ、バレットは殴られた箇所を治療する為に試合が終わると病院へ向かっている。
しかも、そんな過激な男が奇しくもこの試合の先発マウンドに立っていたのだ。当然、乱闘の場面でも大立ち回りを演じたのかと思いきや、なんとザンブラーノは乱闘を止める側に回っていたのである。しかも、もみ合いになった中で自分のベルトを誰かに引き千切られるという「火が点いて当然」の事態を迎えながら、キレることなく混乱する状況を沈静化する為に動いていたのだから、驚くばかり。しかもザンブラーノは8回まで無失点で切り抜けながら、9回表にブランヤンにソロ本塁打を浴び、この1点に泣いて完投報われず今季6敗目を喫したのだが、試合後口から放ったのは「怪我をした者が誰もいなかった。神様、ありがとう」という聖人君主のようなコメントだった。人間、変われば変わるものである(苦笑)。

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