スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

黒田、ドジャース入団を発表する。

  • 2007/12/18(火) 13:11:18

広島からFAとなった黒田が、ドジャースと3年間、年俸総額3530万ドルで契約をかわし、12月16日にお馴染みドジャースタジアムでお披露目会見が行われている。
約150人の報道陣が集まった会見場で、マッコート・オーナーも姿を見せた中、まずコレッティGMが「闘争心溢れる戦士」と黒田を紹介した為、いったいどんな勇ましい一言でドジャース戦士としての第一歩を始めるのかと思いきや、「みなさんこんなには、はじめまして」と日本語オンリーの挨拶を口にしている。これも場に左右されない黒田流ということなのだろう。その後は背番号18のユニフォームに袖を通し、グラウンドでシャドーピッチングを展開してカメラマン達が放つシャッター音に包まれた黒田は「ロサンゼルスへ来て、胸が厚くなった。一日も早くドジャーブルーに染まれるように努力したい」と抱負を口にしている。

黒田がドジャースとの契約を決めたのは12月15日だったとのこと。マクラーレン監督が日本にまで来て挨拶したマリナーズや、ナ・リーグ西地区を制覇したダイヤモンドバックスなど、契約年数や平均年俸で好条件を出した球団があったにも関わらずドジャースを選択した理由について、黒田は「まず家族のこと。そしてプレイする上でベストな環境ということがあった。気候が温暖で、自分のパフォーマンスを向上させるのに一番の環境だと思った」と、あくまでも居心地のよさを念頭にしていたことを口にしている。それでも今回の契約は平均年俸で歴代の日本人投手トップの数字である点に、メジャー各球団がどれだけ高く黒田を評価していたかが伺える。

だが、いくら条件は低かったとは言え、黒田にかかる期待は大きく重いもので、コレッティGMは「タフな試合になればなるほど力強くなり、ギアが一段上がる投手」と評し、ホワイトGM補佐も「一番スゴイと思うのは、走者を出すと集中力が上がること。それがすごいんだ」と語っている。また、黒田がドジャースタジアムにやってきていることを知った正捕手のラッセル・マーティンが早速電話をかけてきて「コミュニケーションをしっかりとってやっていこう」と黒田に告げている。

さて、ブルックリンからロスアンゼルスへ移転して来年がちょうど50年目にあたるドジャースは、地区4位という不本意な成績で終わった今季を反省し、1988年以来20年ぶりのワールドチャンピオン獲得も視野に、このオフは強烈な補強に動いている。その第一弾がブレーブスの主砲アンドルー・ジョーンズとの契約で、3割と20本塁打がジェフ・ケントただ1人だった打線に核ができた点は大きい。更にグラディ・リトルの首を切ってヤンキースを離れた名将ジョー・トーレを招き入れ、チーム改革をベンチサイドからも推進する構えを見せている。1999年から2000年にかけて大物監督デーヴィー・ジョンソン(現在は北京五輪のアメリカ代表監督ですな)を招聘して失敗して以降、ジム・トレーシー、リトルと小粒な陣容で7年を過ごしただけに、久しぶりに名前の売れた監督の下、どんなドジャースが誕生するのかというテーマは、他チームのファンであっても興味深いところであろう。

投手陣は、16勝をマークしたメジャー最速男のブラッド・ペニーをエースに、レッドソックスでクローザーを任されていた時代のストレートは姿を消したものの、シンカーで凡打の山を築くデレク・ロウ、そして躍進著しいチャド・ビリングズリーが12勝で並ぶという陣容になっている。さしあたって黒田は3番手を争う形になりそうだが、他にもWBCのメキシコ代表として奮闘したエステヴァン・ロアイザや、ジャイアンツ時代には試合を支配する投手としてその名を轟かせていたジェイソン・シュミットも控えており、黒田も安閑とはしていられない状況である。
だが、そんな黒田にとって大きな力になりそうなのがクローザー斉藤の存在である。黒田も「斉藤さんがこちらで素晴らしい成績を残しているのは心強い。こっちの野球は本当に楽しい。やればやるほど自分のプラスになる、と言ってもらえた」と、何やらドジャース選択の影には斉藤の存在もあったことをほのめかしてもいるくらいで、野茂や石井がこのチームにやってきた時、日本人が他にいなかったことを思えば、天国のような状況であることをよくわかっているようである。

そういう意味では、イチローと城島がいるマリナーズは更に好都合だったのでは?という感じがしないわけではないが、やはり投手には寒さが大敵という面を払拭できなかったのかもしれない。マクラーレン監督は「獲得したかった。だが前進し、次の選択肢を探らなければならない」とコメントを出しているが、4年間、年俸総額4000万ドルを蹴られたショックは簡単に拭うことはできないかもしれない。

何にしても、これで福留がカブスとの契約を発表すればFA市場も取りあえず静かになりそうである。クリスマス休暇までまだ1週間あるが、今年に限ってはもう店じまいという球団がごろごろ出てくるのではないだろうか。

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。