スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ジャイアンツがロワンドと契約し、松井のトレードは白紙へ。

  • 2007/12/14(金) 13:12:06

うーん、どうも日本のメディアは未だに「トレードは不要な選手がされるもの」という感覚でいるようで、もしかしたらファンもこれでよかったと思っているのかもしれないっすが・・・。

ヤンキースが松井のトレードを持ち掛けていたジャイアンツは、12月12日にフィリーズからFAとなっていたアーロン・ロワンド外野手と5年間、年俸総額6000万ドルで契約したことを発表してます。これでボンズが抜けたレフトの穴が埋まるジャイアンツは、当然松井のトレードから手を引くことになったというわけですね。
ロワンドは1995年のアマチュアドラフトでメッツから40巡目に指名を受けたもののこれを拒否、1998年のアマチュアドラフトでホワイトソックスから1巡目に指名を受けてプロ生活をスタートしています。
2001年にメジャーデビューを果たすと、レギュラーに定着した2004年に打率.310、24本塁打、69打点をマーク、2005年にホワイトソックスがワールドチャンピオンを獲得した際には、その原動力だったとして注目を集めています。しかし、長打力を望んだチームが2005年11月にフィリーズからジム・トーメをトレードで獲得した際、その交換相手としてロワンドは移籍をします。今季はゴールドグラブに選出されると共に、打率.309、27本塁打、89打点とキャリアイヤーを迎え、フィリーズの地区制覇に大きく貢献しました。このオフ、ロワンドがFAとなると各球団が獲得に動き始め、その評価が「福留よりもロワンドを獲れ!」とアメリカ各紙が記事にしたほど高かったことも、当然だったというわけです(仮においらがGMなら、福留ではなくロワンドに行きます。もちろん松井と彼を並べても一緒)。

ジャイアンツのサビーンGMは「これでトレードなんかやったら、外野手が余っちゃうよ」と苦笑しながら記者の質問に答えた上、「うちのように3年連続で成績がぱっとしない球団に来ることを、松井が承諾するはずがないじゃない」と、ちょっと自虐色も込めたコメントも加えています(これは、松井がトレード拒否権を持っていることに掛けた話っすね)。

まぁ、ヤンキースから松井の見返りに若手有望株を要求されていたことを思えば、元々ボンズに支払っていた1500万ドル超の金をベースに将来のスターを買う方が大幅な戦力ダウンに苦しむことはないわけで、ジャイアンツがこういう策に出ることも予想できた話ではあります。しかしこれ、松井にとっては決して歓迎できる流れではないんですよねぇ・・・。

ヤンキースが既に松井をトレード要員として動いていること、これはそのまま彼の立ち位置が時間と共に悪くなることを意味してます。仮に故障者もなくこのまま開幕を迎えた場合、新監督のジラルディはキャッシュマンGMの意向に沿ってレフトにはジョニー・デーモンを、DHにはジェイソン・ジアンビを起用していく姿勢をはっきり見せるでしょう。若い選手同士ならお互いを競わせることもありますが、松井がもうそういう時期を過ぎている選手であることを思えば、ベンチで非常に辛い時を過ごすことは間違いないところです。そして、自分にとっての光明はチームメイトの故障や不調でしか訪れないという厳しい現実が待っている、ということなんですな。
確かに、トレード消滅によってヤンキースが好きだという松井の思いは救われたかもしれません。しかし本当の意味でメジャーリーガー松井が救われたのかどうかと言えば・・・。もちろん、ヤンキースがダンピングしてまで出すつもりはないこともはっきりしたので、そこに恩義を感じることはできるでしょう。けれど、間違っても(スタインブレナー曰く「我がチームには戦士がいる」の)ポール・オニール的な見られ方はされていないことも明確になった今、本当にヤンキースへ身を置いていていいのかなぁ、と。

松井は右膝内視鏡のリハビリを国内で行っています。トレードについて「野球選手につきもの」と話はしていますが、このニュースをどう聞いているのでしょうか。サンフランシスコ行きを取り沙汰されていた時より、もっと複雑な心境になってるんじゃないかと思うんすけどねぇ・・・。

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。