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このオフのカブスも、ナ・リーグのヤンキースになりそうである。

  • 2007/11/14(水) 13:28:31

昨年オフは総額3億ドルもの補強資金を投入し、アルフォンソ・ソリアーノ、テッド・リリー、そして超お買い得だったクリフ・フロイドらをラインナップに加えた上、名将ルー・ピネラを監督に招いて(レベルはメジャーワーストと言われたものの)地区制覇を果たしたカブスが、このオフも大暴れするかもしれない。しかもそのターゲットは、中日からFAとなっている福留だと言うのである。

11月12日、カブスは今季135試合に出場して打率.285、5本塁打、66打点をマークしたジャック・ジョーンズ外野手をユーティリティ・プレイヤーのオマー・インファンテとの交換でタイガースへ放出している。確かにジョーンズの打棒は湿りがちだったとは言え、センターを守らせる上では何ら問題なく、更には来季年俸も500万ドルとお手頃でありながら、カブスはその500万ドルの一部を負担するという条件まで付帯させてトレードを成立させているのである。
これは、明らかに現在FA市場に「売り出されている」外野手を獲得する為に席を空けたもので、ヘンドリーGMも「新戦力獲得への気持ちがいかに強いかをはっきり示した。スピードがある左打ちの選手が欲しい」とこれを認めるコメントを出している。だが、この中で気になる部分がある、と記事にしたのがシカゴ・トリビューンだった。

現在FAとなっている大物外野手と言えば、メジャーデビューから一貫してブレーブスのユニフォームをき続けてきたアンドルー・ジョーンズ、そして一時はヤンキースが松井かジョニー・デモーンを追い出してでも獲得するのでは?とまで言われた元ツインズのトリイ・ハンターということになるわけだが、この2人はどちらも右打なのである。その為「ヘンドリーGMの狙いはズバリ、福留だ!」という記事が同紙に踊ったというわけなのだ。これに呼応したのか、シカゴの地元紙であるノースウェスト・ヘラルドでも福留を取り上げて「年俸は1000万ドルから1200万ドルくらいになる?」という憶測記事を掲載している。メジャー経験0の30歳の外野手にいきなりこの数字は乱暴だろうという感覚ではあるのだが、カブスのマクドナフ社長は早々にチームの年俸総額アップを了解しており、これがヘンドリーGMの鼻息を荒くしているわけで、もしかしたら本当にこの規模で複数年契約にゴーサインを出してしまうのでは!?という印象なのである。

カブスの「欲しい欲しい」状態は、なんとロッキーズからFAになっている松井(稼)にも及ぼうとしているようで、コロラドの地元紙デンバー・ポストは「ロッキーズは2年間、年俸総額600万ドルが松井に出せる限界」だと報じ、これに対してカブスは3年契約を提示してくるだろうという予想記事を掲載している。ロッキーズとしては是非松井に来季もセカンドで起用したい意向を明らかにしており、松井もコロラドの水に合っていることを広言しているが、カブスの条件が桁違いとなればそれを蹴るなという方が無理、ということになりそうなのである。松井に対してはフィリーズ(セカンドにはチェイス・アットリー、ショートにはジミー・ロリンズがいて、松井を起用する場所なんてないのにねぇ・・・)やホワイトソックス(ここは井口を出しておきながら、セカンドの人材難を払拭できないという、よくわからないことをやってますな)、そしてビジオ引退によりいよいよ本気でセカンドを探さなければならなくなっているアストロズも興味をしていると言われているが、せっかくジョーンズを放出して獲得したインファンテを場合によっては外野の控えにしてでも松井を獲りたい(らしい)カブスとは、はっきりと温度差があるように見えるわけである。

しかし、景気のいい話ばかりではない。というのも、カブスにはここのところずっと身売りの話がくすぶり続けているからである。現在必死に主力選手の入れ替えを図っているのは、球団の価値を高め、それに合わせて売り値も釣り上げようとしているのでは?という見方がされているのだ。仮にそれが真実であるなら、カブスが目指すものは「常にポストシーズンを狙える戦力」の保持と、いざという時に高く売れる選手の有無、そして付加価値の高い選手の確保ということになるわけである(要するに、会社を売る時と概念は一緒ってことですね)。福留は戦力として魅力があるだけでなく、ジャパンマネーの恩恵ももたらすという得難い要素もついてくるだけに、こうした背景からカブスが本気で契約を目指そうとするのは十分に「アリ」な話と言えるのだ。だが、そうして構成されたベンチがきちんとそれぞれのパフォーマンスを果たせるのかと言えば、何とも言えないところではある。まぁ、普通の感覚で言えば、球団をよく見せる為の陳列品だ!と言われているような空気を居心地がいいと言う人はいないと思うのだが・・・。
また、今季のカブスと言えばやはり試合中に殴り合いをしたカルロス・ザンブラーノとマイケル・バレットのケースである。バッテリーがこういう状態になったこと事態が事件であったし、その後すぐにバレットをパドレスにトレードしてしまったフロントの素っ気無い対応も気になるところだったわけである。ヤンキースもそうだが、傭兵ばかりのチームは往々にして個人主義に走り崩壊しやすい。金で急速にチームを作ったカブスが、チームとしてまとまりを見せるのかどうかは、誰もわからないわけである。

というわけで、これまで日本人選手とメジャー契約を結んだことがなかったカブスのユニフォームに初めて袖を通す「誰か」は、このあたりの事情も理解した上であることを望みたい(1999年に野茂がマイナー契約を結んでいますが、この時はメジャー昇格を果たせず、彼は結局この年をブリュワーズで過ごしています)。

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