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足枷がとれたレンジャース、このオフの目玉になるか!?

  • 2007/11/13(火) 13:29:39

スコット・ボラスとアレックス・ロドリゲスがヤンキースを離脱することが決まって、一人ほくそ笑んでいたであろうレンジャースが、やはりこのオフのFA戦線に名乗り挙げることになりそうである。
何故レンジャースが勝負に出れるようになったのか、それは2001年に結んだアレックス・ロドリゲスとの10年間、年俸総額2億5200万ドルの契約がチャラになったからなのだ。レンジャースはロドリゲスを2004年1月にヤンキースへトレードで放出しているが、この時未消化だった7年間の年俸の一部をレンジャースがその後も負担する形になっていたのである。そして今回のFAによって2130万ドルの支払義務が消滅したのだ。

これで湧き立ったのがテキサスの新聞で、広島からFAの黒田と中日を離れる可能性が高い福留をターゲットに、日本人選手獲得に動けとハッパをかけたのだ。地元紙フォートワース・スターテレグラムは「レンジャースが無関心でいられるわけがない。このチャンスを逃すにはあまりにも惜しい。福留は食指が動くにふさわしい外野手で、黒田はすぐにローテで投げられる」と煽った上で、「もし60年前にウィリー・メイズやハンク・アーロン、ジャッキー・ロビンソンらを金銭で獲得できたなら、いったいいくら払うだろうか?」とまだ黒人選手がいなかった時代を引き合いに出し、有名になる前の彼らをFAで獲得できていたらとんでもないチームができていたかで、今の状況を例えている。加えて「既にシアトルには日本のウィリー・メイズがいる。そして多くの日本人選手がメジャーでスターになりつつある」と同地区のライバルであるマリナーズのイチローをイメージさせながら、このオフの日本人選手獲得が魅力あるディールだと結んでいるのだ。

確かに、レンジャースは金に糸目をつけない球団ではある。昨年も松坂のポスティングに3000万ドルの値を投じているし、故障あがりでどれだけ回復しているかはっきりわからず各球団が手をこまねいていたエリック・ガニエと契約し、シーズン途中で放出するドタバタも見せている。ガニエの件だけで600万ドルをドブに捨てただけでなく、2006年にはクローザーの役をきっちり務めていた大塚をセットアッパーへ回した末に故障による戦線離脱を招いて、結局9回を任せられる投手が誰もいなくなるという信じられない事態まで引き起こしたのである。こうしたドタバタを見ているテキサスのメディアが、レンジャースの尻を叩きたくなる心情は非常によくわかるところなのだ。

ア・リーグ西地区は元々日本人選手が活躍できる土壌にある。1997年に長谷川がエンジェルスに入団し、2002年にマリナーズへ移籍した後も含めて9年間メジャー生活を送っただけでなく、佐々木、イチロー、城島とマリナーズは2000年からずっと日本人選手をレギュラーで起用、アスレチックスにも薮が在籍したことがあり、レンジャースは現在大塚と契約している。つまり、地区4球団全てが日本人選手を受け入れた経緯がある点は、これからメジャーに挑戦しようという日本人選手にも大きな魅力になるはずだと言えるのだ。しかも現在、エンジェルスとマリナーズも黒田を狙っていると言われ、メジャー全体を見ても彼の評価は極めて高いわけである。・・・あの広島で今季も12勝した彼のパフォーマンスは、松坂よりも上だという声も大きいのだ。そして、もしエンジェルスがFAのコローンの代りに黒田を獲得してしまうと、彼との対戦を余儀なくされるレンジャースはまた苦しい事態に追込まれてそうでもある。

現実問題として、レンジャースは本気で先発ローテの建て直しを考えなければならない時期に来ている。エースはケヴィン・ミルウッドということになるが、彼でさえ10勝14敗、メジャー4年目だったカメロン・ローとフィリーズ時代の変幻自在な投球が完全に影を潜めているヴィンセンテ・パディーヤが6勝で続くという体たらくなのだから。しかも二桁敗戦投手が4人もいるのである。この状態のままでは来季も、・・・というか2000年以降のこのチームは地区3位と4位しかないのだが・・・、またポストシーズンとは無縁の戦いを強いられることは間違いがない。
また主砲マーク・テシェイラもフラッグシップ・ディールでブレーブスに放出してしまった為、打線も悲しいほどの脆弱ぶりである。イチローがライバルと認めるマイケル・ヤングが辛うじて気を吐いているだけで、将来を嘱望されているイアン・キンスラーがその能力を開花させるまでにはもうしばらく時間がかかるし、まさか来年もサミー・ソーサにDHを任せるようなこともできないわけである。福留を獲得できれば一つの核ができることは確かであろうし、それに賭けてみる価値はこのチームだからこそあると言えるのだ。

何にしても、レンジャースは未だにイヴァン・ロドリゲスやホワン・ゴンザレス、ウィル・クラークのいた時代から脱却できていない印象が強い。そして、レイズやナショナルズ、パイレーツのように慢性的な資金難というわけではなく、ヒックス・オーナーは金を出す時はふんだんに振る舞う人でもある。ここは是非とも積極的に動いて欲しいところである。

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