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マリアノ・リベラ、いよいよクローザーの座を降りるのか?

  • 2007/08/17(金) 16:20:56

ヤンキースファンが長い間忘れていられた問題、・・・それは各チームが毎年のようにオフの課題としてその解決に奔走する様を涼しい顔で眺めていられた幸福な日々と言い換えてもいい・・・、がいよいよ降りかかってくることを覚悟しなければならないようである。守護神マリアノ・リベラの終焉の日が現実のものとなりそうなのだ。

その兆候は8月13日の対オリールズ戦で既に現れていた。確かに、それまでセーブ機会での登板がなかなか訪れず、7月18日の対ブルージェイズ戦で今季16セーブ目をマークしてから8月5日の対ロイヤルズ戦でセーブを挙げるまで、4試合の調整登板のみで過ごしていたことも理由になっているのかもしれない。17セーブ目、18セーブ目を連日挙げ、迎えた8月10日の対インディアンス戦は5点をリードした場面でまた調整のマウンドへ、と気分が乗りそうになったところで水を差されたことも、リベラのメンタルに何も影響を与えなかったとは誰も言えないはずなのだ。しかし、それでもマリアノ・リベラという投手は、与えられた仕事を望まれた通りの結果で終えることが当り前の投手だった。・・・しかし、今はそれを過去形で書かなければならない状況なのである。

問題の試合は、先発したアンディ・ペティートが4-1と3点差で迎えた8回表になってインディアンス打線に捕まり、1死1・2塁のピンチを招いて降板、代わったルイス・ヴィスカイーノがケーシー・ブレイクをファールフライに打ち取ったところで、ヤンキースベンチはお得意の「8回2死からリベラ投入」を選択したというものだった。リベラは、ライアン・ガーコに死球で出塁を許し、満塁のピンチを迎えたが、ここは無失点に切り抜けている。
だが9回裏、リベラはジェイソン・マイケルズにライト前へ、更にはクリス・ゴメスにレフト前へと打球を運ばれ、フランクリン・グティエレスに左中間へタイムリー二塁打を浴びてしまうのである。続く2者を三振に仕留め、ケーシー・ブレイクをライトフライに打ち取って逃げ切りに成功したものの、1試合で3安打を許したのは6月28日の対オリオールズ戦以来で、自責点が記録されたのも7月5日から約1ヶ月ぶりのことだった。
翌8月13日の対オリオールズ戦は6-5と1点をリードした9回表からの登板となったが、先頭のメルヴィン・モーラにセンター前ヒット、ラモン・ヘルナンデスのキャッチャーゴロでモーラが2塁へ進み、ティケ・レドマンにはセンター前へと打球を運ばれてしまうのだ。二塁走者のモーラが本塁へ突入してアウトとなり、辛くも同点の場面を逃れたが、リベラは続くブライア・ロバーツにライト前タイムリーヒットを浴び、2試合連続での失点を喫してしまったのである。試合はその裏、1安打、1四球で迎えた1死1・3塁のチャンスでジーターの打球処理の間に三塁走者のジアンビが生還してヤンキースがサヨナラ勝利を収め、リベラには今季3勝目が転がりこんできたが、もちろんここはセーブをマークしなければならなかったわけである。
そして迎えた8月15日の対オリオールズ戦で、リベラはおそらく自分がどれほど昔にそこを通ったのか覚えていないであろう、屈辱的なシーンに直面することになる。この試合、ヤンキースは先発にフィル・ヒューズを送り、2番手にショー・ヘン、3番手にはエドワー・ラミレスという若手3人のリレーで臨み、8回まで0-3とリードを許したものの、非常にスクエアな戦いぶりを見せていた。しかも9回裏には、遅咲きの大砲シェリー・ダンカンが2死2・3塁の場面でレフトへ豪快な3号同点3ラン本塁打を放ち、願ってもない上げ潮ムードで延長に突入したのである。セーブがつかない場面ながら、ヤンキースは当然その裏のサヨナラ勝利を眼中にリベラをマウンドに送る。だがリベラは、先頭のニック・マーカキスに二塁打を許すと、続くミゲル・テハダにもレフトへの二塁打を浴びてあっさりと1点を献上、更に1死を奪った後打席へ入ったオーブリー・ハフにライトスタンドへ打球を運ばれてしまうのだ。この2ラン本塁打で意気消沈したヤンキースは、アレックス・ロドリゲスが三塁への内野安打で出塁し、二死2塁まで試合を進めたものの、松井がピッチャーゴロに倒れてゲームセットのコールを聞いている。
これで今季4敗目となったリベラには、3試合連続自責点という現実がもたらされたのだが、なんとこれがメジャーデビューだった1995年以来、実に12年ぶりのこととなったのである。

リベラは1969年11月29日生まれで現在38歳の右投手である。パナマ出身の彼は元々ショートを守っていたが、20歳だった1990年にプレイを見たヤンキースのスカウト、ハーブ・レイボーンがその才能を見出してドラフト外での契約を果たしている。この時リベラは、投手としての練習を一切経験していなかったが、90マイル近い球を投げていたことが、レイボーンの目に止まったのだ。
マイナー時代の1992年にトミー・ジョン手術を受けた為、プロテクト枠から外された結果、ちょうどこの年に行われたロッキーズとマーリンズの為の拡張ドラフトで指名される危険性があったが、両チーム共リベラの獲得には動かず、ヤンキースは球団史上に残る名リリーバーを失わずに済んでいる。
ストライキを挟んで迎えた1995年のシーズンで、リベラはメジャー昇格を果たし、ここで10試合の先発登板を経験することになる。彼はこの年5勝3敗という数字を残すのだが、3試合連続自責点という事態を迎えたのはこの時が最初で最後だったのである。この年、ヤンキースは1981年のワールドシリーズ出場以来となるポストシーズン行きをワイルドカード獲得で果たすが、エキスポスから移籍してきたジョン・ウェテランドが31セーブをマークしたことがその原動力の一つとなっていた。翌1996年もクローザーにはウェテランドが座ったが、ヤンキースベンチはその前を投げるセットアッパーにリベラを起用する作戦を選択する。そしてウェテランドが43セーブを挙げて1978年以来18年ぶりのワールドチャンピオン獲得に貢献したと共に、リベラの存在も大きくクローズアップされることになったのである。何故ならリベラは、61試合に登板して8勝3敗をマークしただけでなく、投球イニング107回2/3で実に130もの三振を奪い、防御率2.09、WHIPに至っては0.99という完璧とも言える投球を続けたからなのだ。
ウェテランドはこの年のオフにFAとなったが、ヤンキースは再契約に走らずリベラをクローザーに据えて1997年シーズンに臨む選択をし、これが吉となって現在に至るまで続く「守護神探しの苦労知らず」時代が始まるのである。
リベラは1996年にも5セーブを挙げていたが、この1997年にはいきなり43セーブをマークしてア・リーグ2位の数字を残し、以降1999年、2001年、2004年とセーブ王を3回も記録、更には1997年から2006年までの10年間で、実に8回もオールスターに選出されると共に、ここでも3セーブを挙げる活躍を見せるのだ。しかもポストシーズンでも実に73試合に登板して8勝1敗34セーブ、防御率0.80という驚異的な数字まで残している。ヤンキースは1995年から昨年までの12シーズンで4回のワールドチャンピオン獲得を果たし、全ての年でポストシーズン行きを果たしているのだが、リベラの記録がそうした「強いヤンキース」を背景にしたなされたものだと同時に、「ヤンキースを強くした」メジャー屈指のクローザーとして君臨したとも言えるわけである。2007年8月15日現在、リベラはレギュラーシーズンで768試合に登板し62勝44敗、432セーブという数字を残している。現役ではパドレスのトレーバー・ホフマンに続く通算セーブ数を誇り、リー・スミスが持つ歴代2位の通算478セーブを抜く可能性を十分残している。

しかし、そのリベラにもいよいよ年齢と勤続疲労という避けることのできない壁が立ちふさがり始めているようなのだ。

リベラのストレートは90マイル中盤レベルで、例えばかつてマーリンズやジャイアンツでクローザーを務めたロブ・ネンのように100マイルを越える球を投げるわけでない。リベラをヤンキース史上最高のクローザーと称される存在にしたものは、正確なコントロールとカットファストボールのキレがあったからである。リベラは、マウンド上で大きなアクションを見せたり、ベンチで大声を挙げて自分やチームメイトを鼓舞するようなパフォーマンスはしない。ただ淡々とキレのいい球を投げ込んでアウトを積み重ね、チームを勝利に導くだけである。その為、「ミスター・オートマチック」とまで呼ばれているのだが、その命綱とも言えるカットファーストボールの威力に衰えが見えているのだ。この球は、ストレートでありながら微妙に揺れるもので、打者は速い球だけでも正確に打ち返すのが難しい中、更に変化までするこの球をこれまで何度なく打ち損じてきている。しかしいくら魔球であったとしても、ストレートのスピードダウンや、コントロールの甘いところへ投げ込まれてくれば話は別で、打者はスウィングをアジャストして当ててくるのである。リベラの不調の原因は、こうしたものが背景にあるように思えてならない。そして、打ち崩される様を見て「もう怖がる必要はない」とリベラをナメ始めていることも容易に想像ができるわけである。

リベラは敗戦投手となった試合について「オレだって人間だということをわかって欲しい。ミスだってあるんだ」と語り、松井も「土壇場で追いついたから、ひっくり返したかったが、マリアノが打たれたのでは仕方がない」とコメントで援護射撃を敢行しているが、せっかく地区首位のレッドソックスがもたつき、この日も松坂が6失点を喫してゲームを壊していたことを思えば、ゲーム差を縮める絶好のチャンスを逃した意味は大きい。しかもそれが、勝利の方程式の重要な「頂」であるリベラの失速で起きてしまったことが、大問題なのである。何故なら、今仮にリベラをクローザーから外そうにも、その代りになる投手がブルペンにはいないからなのだ。もちろん、まだ8月なのでウェバーを介した裏取り引きトレードでの補充は可能だが、急場凌ぎのクローザー獲得の代償に、またマイナーの有望選手を差し出すことは今のヤンキースにとって絶対に避けなければならない事態である(既にヤンキースは、これまでのトレードでいい選手を多数放出してしまっているので、トレードに耐えられる駒が限られている上に、彼らが来季以降のヤンキースに欠かせない存在になることも明白だからである)。

リベラへの不安は、今季開幕当初からヤンキースに付きまとう大きな問題の一つになっていた。今季初セーブは4月28日の対レッドソックス戦だったが、それまでの8試合の登板で2回もセーブ機会に失敗していたことがその理由だったのだが、取りあえず5月に入ってからはリベラの投球も安定し、この悩みは一度棚に上げられる形にはなっていた。だが、地区優勝を賭けた戦いが激化していこうというこの時期に、再びこれが頭をもたげてくるとなれば、シーズンの行方を決定するファクターになり兼ねない事態である。そして悲しいことに、もしリベラがここから先にセーブ失敗を繰り返すことになれば、オフにヤンキースは他球団からクローザーを買わざるを得なくなるわけである。1990年代ヤンキースを支えた生え抜きメンバーであり、30球団統一の永久欠番である背番号42を背負うただ1人の存在という部分も含めて、まだまだ守護神として君臨してもらたい気持ちは強い。だが、しかし・・・、野球の神はどのような道をリベラに歩ませるつもりなのだろうか?

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  • From: みれいの記録 |
  • 2007/08/18(土) 05:11:30

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