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ラミレス、ドジャースへ。

  • 2008/08/02(土) 15:17:36

7月31日はメジャーのトレード期限、というわけで毎年選手やファンにとって悲喜こもごものドラマが起きるわけっすが、今年はマニー・ラミレスがその主役になりました、というわけっすね。

ラミレスはインディアンスからFAになった2000年のオフに8年間、年俸総額1億6000万ドルでレッドソックスと契約し、ご存知のように2003年と昨年のワールドチャンプ獲得に貢献したクラッチ・ヒッターなんすが、その契約が今年で切れるということで、トレードなのか、それともオフまで不動でいくのかはレッドソックスファンならずとも注目していたポイントだったんすが、結局レッドソックスは年俸2000万ドルで2年間契約延長できるオプションを行使せず、ラミレスを放出する選択をしたんですな。

ラミレスは1972年5月30日生まれで現在36歳、インディアンズ時代の小僧っぷりを知ってるおいらとしては、もう彼が完全なベテランの領域にあることにも驚きを隠せないっすが、とにかくここまでの16年間で打率.312、510本塁打、1672打点をマーク、1999年には165打点で、また2002年には打率.349でそれぞれタイトルを獲得、オールスターにも1995年、そして1998年から今年まで連続で選出されている実力、人気共に超一流の選手としてメジャーに君臨しているんすね。実績的には何も問題なく、その上バリー・ボンズのように薬物使用禍に巻き込まれることもなかったというあたりも勘案すると、どこの球団も欲しいと考えるのは当たり前で、今回も決定するまでいくつもの噂が現れては消えていったんですな。

当初、移籍の最右翼とされていたのはイチロー率いる?マリナースで、パイレーツを加えた三角トレードを敢行するというニュースがほぼ確実という匂いと共に流れてました。ところが、トレード期限となっている7月31日午後4時の1時間前の段階で交渉が決裂、ここからドジャースが猛然とアタックを開始した結果コレッティGM曰く「成立したのは期限ぴったりの午後4時だった」という超駆け込みで大物獲得に成功したというわけだったんす。

このトレードによる選手の移動は以下の通りとなってます。

マニー・ラミレス:レッドソックス→ドジャース
ジェイソン・ベイ:パイレーツ→レッドソックス
アンディ・ラローシュ、ブライアン・モリス:ドジャース→パイレーツ
ブランドン・モス、クレイグ・ハンセン:レッドソックス→パイレ-ツ

ってことで、レッドソックス的にはラミレスより7つ下で5年連続20本塁打以上を放っているベイを獲得したことで戦力の極端な低下を回避でき、不振の続くパイレーツはベイのスター性を捨ててでも高額な年俸支払いによる損失を抑えた、という見方ができる形になってます。それにドジャースから獲得したブランドン・モリスは2006年ドラフトで1巡目に指名された選手っすから、2、3年後に楽しみも残してますぜ、ってところなんすね。

ドジャースがラミレス獲得を明らかにしたのはWBC第2回大会の開催日程が発表される会場でのことでした。この式典の最中部屋を出たり入ったりと落ち着きのない様子を見せていたマッコート・オーナーがこの件を口にすると取材陣が色めき立ったそうす。現在ダイヤモンドバックスと地区首位をかけて戦っているドジャースは1-2で競り負けて勝率を5割に戻しただけでなくゲーム差も2と広げられてしまった為、トーレ監督の言った「彼のような選手に興味をもたないチームなど存在しない。トレードで獲得できて驚いている。これで打撃は強くなる」というコメントに、真実味を与えることとなったんですねぇ。

確かに、今季のドジャース打線はひどい有様で、ブレーブスから移籍のアンドルー・ジョーンズに核としての活躍を期待していたら、4月5日に打率.167となって以降、途中故障で約1ヶ月欠場していたとは言え一度も2割に届かないままになっているという体たらく。チームの打率トップは黒田の女房役であるラッセル・マーティンの.297(リーグトップはチッパー・ジョーンズの打率.369)、本塁打を見れば12本のマット・ケンプ(リーグトップはアダム・ダンの32本)、打点はジェームス・ロニーの60(リーグトップはライアン・ハワードの95)がそれぞれトップ、もう目を覆うような惨状なんすね。これでよくぞ地区2位に踏みとどまっているという感じっす。そこにラミレス加入っすから、期待するなという方が無理な話なんすよね。

しかし、その為にドジャースは非常に危険な賭けに出たんすな。レッドソックスが捨てた球団オプションを、ドジャースも行使しないことをこのトレードで決めてるんすね。つまり、この後行われるであろう契約延長交渉がうまくいかなければ、ラミレスはこのオフFAになってしまうんすな。おそらく、これがあったからこそラミレス側はトレードを了解したはずで、ここから先のラミレスの活躍によっては次の契約もとんでもないものになるかもしれないんすねぇ。だもんで、ドジャースとしてみれば若手選手4人も失った上にラミレスにも去られるという最悪のシナリオが常に見え隠れしている状態になっているわけっす。
しかもラミレスはドレッド・ロング・ヘアにルーズソックスばりにユニフォームの裾を長くとっているなど、その風貌からもわかる通りの個性派で、選手を束縛しないスタンスをとるレッドソックスならばまだ許される範囲の立ち振る舞いだったとは言え、それがのんびりした雰囲気のドジャースのカラーに合うかと言えばこれはもう不明としか言いようがないんすね。スター選手を執拗に追いかけるボストンのマスコミとの間にあった軋轢は有名で、それを理由にトレード希望を口にしたこともあるラミレスは、その一方で味方投手が交代するインターバルの間に外野の守備位置から携帯電話で電話していたこともあるという、素行不良という側面も持っていますよ、と。それだけに、果たしてこのトレードがドジャースの躍進につながると見るよりは、空中分解を引き起こすきっかけになりやしないかという心配の方が先に感じられたりするんすよねぇ。

どうなりますことやら、ですな。

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